2019年秋に全線オープンした「高清水トレイル」は、岡山県と鳥取県の県境を縦走できる約8.7kmのトレッキングコースとして注目されており、中国山地の美しい山並みを眺めながら、ウッドチップが敷き詰められた専用コースを歩くことができ、ブナの原生林を始めとした貴重な樹木や花、野鳥など、自然を体感しながら健康な時間を過ごせるイチ押しのエコスポットです。
　

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イワウチワ

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そんな高清水トレイルでは季節ごとに貴重な山野草を鑑賞することができますが、中でも標高1044ｍの伯州山に通じる中腹エリアやトレイル中央の丸山エリアには、絶滅危惧種にも指定されている貴重な花「イワウチワ」の群生地があり、見頃を迎える4月上旬～中旬にはフォトトレッキングを楽しむ人々で賑わいます。
※例年4月中旬頃までは残雪があります。

【名前の由来】
岩の上に咲き、葉の形が団扇（うちわ）に似ていることから「イワウチワ」と呼ばれ、花の特徴は、茎先に花径３センチくらいの薄いピンク色の花を横向きに１輪つけます。美しい5枚の花びらと5本の雄しべ、中央の長い雌しべがなんとも可愛いらしいです。この花とよく似たイワカガミは１本の花茎にたくさんの花をつけます。

【花言葉】
「春の使者」「適応力」
イワウチワの花が咲くと、野山に春が来たと感じられることから「春の使者」と呼ばれたり、また多くの植物は日差しを好む中で、日陰でもしっかりと育つことから「適応力」という花言葉がつけられたようです。

【イワウチワ群生地への行き方】
高清水トレイル赤和瀬駐車場から伯州山に通じる登山道を歩き、片道約20分程でイワウチワの咲く中腹エリアに着きます。

【所要時間（目安）】
①赤和瀬駐車場⇒中腹エリア（群生地）⇒赤和瀬駐車場
［歩行距離］約3km　［標高差］150m　［往復時間］1時間～1時間30分
②赤和瀬駐車場⇒中腹エリア（群生地）⇒伯州山山頂（折返し）⇒赤和瀬駐車場･･･約2時間30分
［歩行距離］約6km　［標高差］480m　［往復時間］2時間30分～3時間
　
　

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ブナの原生林
登山道の中腹から大きく青々と生い茂るブナの原生林が現れます。

山頂
晴れた日の山頂からは、三国山・ギラガ仙・大山などが望めます。
　

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